2009年03月19日

☆★☆教授就任記念インタビュー☆★☆

聞き手:瀬尾泰章

Q、日置さんが書を始めたきっかけはなんだったんでしょうか?

小学校2年生の時に近くのお寺で習いました。同級生がみんな通っていたので、それが最初の書道です。

それからずっと習い続けて、中学校1年生の時に特待生をとって、それから中学生の時は普通に授業でやるくらいでしたが、高校生の時に書道部に入ったんです。入る部がなかったからなんですが、やっぱり書道は好きだったんですね。短大生になってからもカルチャーセンターに少しだけ通いました。この時の書道との関係は着かず離れずの状態みないな感じでしたが、就職活動をして本当に自分がやりたいのは字を書くことだと思ったんです。

ある会社説明会の時にお米の袋を作っている印刷会社に言って、質問したんです。

『このお米の字を書いているのは誰なんですか?』って。

そしたらデザイナーが書いているんだって答えが返ってきて、それからデザインの専門学校に入ってデザインの勉強をしました。専門学校の友達とかみんな、イラストとか描いていたんですが、私はやっぱり筆が好きで、筆でいろいろ書いてました。

それで『おいしそうな字』を書き始めました。



Q、書の一番の魅力ってなんでしょう?

書く事の魅力はやっぱり偶然が面白いですね。頭の中で想像して書くんですけど、書いてるうちに手が勝手に動いて、そして面白いものが書けたり、自分が想像したもの以上の事ができていることがすごく面白いし、発見になります。

書はなんでも好きなんですが、一番食べ物が好きなので、食べ物を一番書いていますね。



Q、どんなクラスにしていきたいですか?

まず固い書道って感じではなくて、墨と、筆と、紙で戯れる感じで、『遊ぶ』ということができたなって思っています。そのなかで書道っていうからには、基本である筆遣いなんかもいろんな方法があるので覚えていったり、自分の表現したいものが皆さんが書けるようになってくれたら嬉しいですね。



Q、日置さんの夢、目標を教えてください。

今具体的にはでてこないですけど。。。やっぱり今まで人がやってないような事やってみたいですね。あああ、でもでっかいのも書きたいです。

私の個人的な目標は、この仕事を始めたときからあるんですが、お酒のラベルを書いて期間商品とかで流れていっちゃうんじゃなくて、空港に並んでいるように、世界中の人がみてくれて、ずっと残るようなお酒のラベルをつくくりたいですね。この人が書いたこの作品ね、みたいな感じですかね。
posted by hioki at 03:45| Comment(0) | インタビュー